惜しくも9つに漏れたOperaのショートカット

元ネタ

キーボード派としてはどうしても反応したくなった。トラックバックで増殖していけばいいなあなんて。

Opera9.2x系のstandard_keyboard.iniの中でおもしろいもの。

設定画面でタブサイクル

設定画面

の中でもCtrl+Tabでタブサイクルできる(はず*1)。ただしタブリストは表示されない。ただ左右に移るだけ。

  • 1:Mac OS XではタブサイクルはデフォルトではOption+Tabなのだが、自分の環境ではあいにく他のショートカットに占領されている。独自キー設定のタブサイクル(Command+[とCommand+])ではちゃんと切り替えできる。

背面でスピードダイアル

standard_keyboard.iniの[Application]項目に

1 ctrl = Go to speed dial, 1

など書いてあり、Shiftについての記述がない場合でも

1 ctrl shift

などで背面でスピードダイアルを開くことが出来る。これは今日偶然発見した。

印刷プレビューを切り替え

standard_keyboard.iniの

p shift = Show print preview as screen | Show print preview one frame per sheet | Show print preview active frame | Leave print preview

Shift+pで印刷プレビューに入ることができるのだが、フレームごとのページにするか、アクティブなフレームだけを印刷するか切り替えられる。まあ最近フレームのページ(ry

メモを挿入

Operaのメモを使っていたら、テキストボックスでカーソルキーの↓を押すとメモリストが表示されて、簡単に挿入できる。

のだが、これは多くのOperaユーザーを混乱させて怒り狂わせるもとになっている(と僕は思う)ので、無効にする方法を書いておく。

キー設定画面で

Show edit dropdown

という文字列を探して、削除。("Next line | Show edit dropdown"となっていたら"Next line"と変える)

背面でPaste & Go

9.2x系のstandard_keyboard.iniにある

b ctrl = Paste and go
b ctrl shift = Paste and go

の記述。どちらも同じPaste & Go(クリップボードに入っている文字列をアドレス欄に入れてエンターを押したときの挙動ということになっている*2)なのだが、結果は違う。

  • *2:以下の理由から必ずしもそういう挙動はしないと思われる。

前者が「現在のタブでクリップボードの内容を開く」で、後者が「背面の新しいタブにクリップボードの内容を開く」である。現在のタブをそのままにしておきたいことが多いので、新しいタブで開くのはとても便利なのだ。


しかし、この「背面の新しいタブにクリップボードの内容を開く」は9.50でPaste & Goの割り当てがCtrl+bからShift+Ctrl+vに変わったことから削除されてしまったのだ(Build 4758現在)。

それも、ただアクションが削除されただけでなく、挙動自体がなくなったのだ。9.2x互換モードでもCtrl+Shift+bは新しいタブでは開いてくれない。詳しい理由は省略するが、新しいタブで開きたい場合は、もし詳細設定のタブ項目で「現在のタブを再利用する」にチェックを外しているなら

Focus address field & Pasted and Go

としないといけない。(これでも背面ではなく前面になる)

たぶん「現在のタブを再利用する」のチェックつけているなら

Open new page & Paste and Go

だと思う。

タイミングよく今週のWeeklyの変更点にPaste & Goのことが載っている(iframeでの印刷プレビューのことも載っている)。チェンジログに書かれているということは背面で開くのはやはり9.50ではなくなるということだろうか。


9.50正式版からは「現在のタブを再利用する」の設定に関わらず

Open new page & Paste and Go

で前面の新しいタブでPaste & Goするようになった。