「IE6撲滅キャンペーン」に思う

このように、IE6 を使い続けるユーザー、または企業というのは何かしらの理由で自主的にアップグレードしない人がほとんどなので、「IE6 を捨てて新しいブラウザを使いましょう」と言ったところで、ユーザーとしては「本当にそう思うんだけどしょうがないんだよ」としか言えない。

という統計記事をどっかで読んだんだけど、出典失念…

以下はこの統計が正しかったと仮定して書く。


そもそも、ブラウザのアップデートはブラウザを作る側としては1回の手間だが、何千万のウェブサイトと何億のユーザーが同時にアップデートしないといけないと考えると、不揃いが出てくるのはしょうがないというか分かり切っていることだ。

だからこそ、IE8 には IE6 モードというのが付いているのだし (どれぐらい再現してるのか分からないけど)、Microsoft はそうする責任がある。IE7 に IE6 モードを付けなかった、または併存インストールできない仕様だったのは Microsoft の大きな失態だと思う。


撲滅キャンペーンというのは聞こえは悪いけど、要するに IE6 はサポートしませんよ、という表示を出すことなので、それは大いにやったらいいと思う。(なおかつ Win98 や Win2000 ユーザーには Opera にアップグレードしろって表示を出したらいいと思うよ ><)

IE6 を撲滅するのは Microsoft の役目であって、関係ない企業が足を引っ張られる必要はない。Microsoft は IE6 モードをもっとアピールする責任がある。場合によっては強制的にでも最新版をインストールしてあげるべきだろう。


結論づけると、

  • IE6 しかサポートしないウェブサイトがあるのはしょうがない。今後もゼロにするのは無理。
  • Microsoft は IE6 モードをもっと宣伝しろ。(または併存インストール可能にしろ)
  • 他の企業はもっと積極的に IE6 を切ってあげなさい。

ということ。