9.50βでのタブを閉じる挙動の不思議

2008年2月11日のWeekly Buildでタブを閉じる挙動が選択できるようになって、2月22日のWeeklyでMac OS Xのサポートも始まった(限定的ではあるが)。

ちなみに、2月11日版での"Activate the tab to the right"(右側のタブに移る)は、2月22日版では"Activate the next tab"に名前が変わっている。


それ以前から、タブを閉じて右側のタブに移動するアクション、

Close page & Switch to previous page

の挙動が9.50βではものすごく不自然になっていた。それまではタブを閉じたときの動作といえば、「最後に見たタブに戻る」しかなかったのだが、上記のアクションを実行すると、最後に見たタブがちらっと見えてから、閉じたタブの右隣りのタブに移るのだ(Mac OS X版)。これはおそらく、Delayアクションが追加されたことによって、連結子"&"の扱いが変わったからであろうと想像している。(Opera Internal Action Command について - blog nullpage@my.opera.com - by nullpageにもいろいろ書いてある)

それにしても、最後に見たタブに一度フォーカスが移るのに、結局元の位置の左側のタブに移るというのはどう考えても腑に落ちない。


今回、タブを閉じたときの挙動を"Activate the next tab"にして、上記の連結アクションでしばらく使ってみた。自分は何が何でも右側ではなく左側のタブに移ってほしいのだ。すると今度は左側のタブがちらっと見えてから右側のタブに移る。左に移ってほしいのに。これじゃあ使えないと思いながらも、右端のタブ上で同じことをしてみると、右端からまた右に移って一番左に来るのかと思いきや、閉じたタブの左隣のタブが一番右になるので、そこに移るのだ。

つまり、"Activate the next tab"を一番右のタブでやった場合は右ではなく左に移るらしい。


次に、"Activate the last active tab"に変えてみたのだが、上記のタブを閉じて右側のタブに移動する連結アクションを実行しても、最後に見たタブに移るだけで終了なのだ。Switch to previous pageはどこへ行ったんだろう?


まだβ段階で、しかもこの機能が実装された最初のテスト版なので、まだはっきりとしたことは何も言えないが、もしかしたら「タブを閉じて左隣に移る」は諦めなければいけないことになるかもしれない。というか"Activate the previous tab"(左側のタブに移る)を実装してよ・・・

それよりも、「一つの親タブから開く子タブは親タブの右側に順に開く(IE7使用)」さえあれば"Activate the next tab"も喜んで受け入れるのだが・・・


関連

Shishimushi - Opera 9.26 build8835, 9.50 build9807
Shishimushi - 9.50 build9789