OperaでHit-a-Hintを実現するスクリプトを入れてみた

配布元
マウスなしブラウジング Hit-a-Hint Actions -- 陽炎橙樹

作者さんのページはちょっとわかりにくいので、インストールのしかたはこちら。
Shishimushi - Operaでも Hit-a-Hint 使えるよ


やばいですね、これ。以前使っていた時を思い出してちょっと感動。

しかし、Opera9.25では普通に動くのに、Opera9.50betaでは何故か動かない[追記]コメントより。スクリプトの最初のnを消すと9.5でも使える。。何がおかしいのだろう。β版のバグなのか、仕様変更なのか、それすらもわからない。

もうひとつ、問題というほどでもないが、インストールするまでわからなかった動作をメモ。

  • hahMagicKeyを離すときにCtrlを押しながらとかShift+Ctrlを押しながらだとちゃんと新しいタブで開いたり背面のタブで開いたりできる。(これは嬉しい)
  • 既存の(Operaで設定した)ショートカットと重なったとき
    • 重なったキーがhahStartKey[n]かhahMagicKey[b]のときは、Operaの動作が先に実行されてからHaHの動作が実行される。つまり、例えば[n]がScroll downだったとすると、Scroll downしてからヒントを表示する。もし[n]がGo to pageだったとすると、Go to pageダイアログが出て、そこでおしまい。
    • 重なったキーがHintだった場合、Hintが表示されている状態では、HaHでの動作が優先される。それ以外では普通にOperaでの動作をする。
    • Hint表示中に、HintキーではないOperaのショートカットキーを打つと、普通にショートカットとしての動作をする。
  • テキストエリアにフォーカスがあたっているときでもhahStartKeyやhatMagicKeyを打つとHintが表示されてしまう。
  • BlurFocusキーが無い?Hint表示中、数文字打ってから、やっぱりやめた、と思ったときに取り消しがきかない。[追記]コメントより。hahMagicKeyでHint表示中にhahStartKeyを押すとHintが消えてくれる。
  • 同様に、Hint Backspaceのようなキー(Hintを1文字戻る)が無い。やっぱりやめた、と思ったときに後戻りが出来ない。

それ以外は非常に良く出来ているだけに(本家よりいいかも)、実装されずにいる本家の機能は残念。まだ開発中なのだろうか?思い切ってメールしてみようかな。特に9.50で使えないのは非常に気になる。


ここから下は別に有用なことは何も書いてありません。ただの回想です。

去年の3月頃、まだ自分がFirefoxを使っていたとき、マウスに手を伸ばすのが億劫になってきたのでネットでいろいろ情報を探していた。Mozlessやらも試したけど、Hit-a-Hintでなんとか落ち着いた。Hit-a-Hint、Keyconfig、Functions for Keyconfigが必須拡張になった。マウスに手を伸ばす必要がまったくなくなり、さらにショートカットを駆使して右手だけでブラウジングできるようになり、かなり幸せになれた。

ちょうどその時期は、Firefoxを開いて最初に表示されるページをGoogle Personalized Home(現iGoogle)にして、ニュースフィードを100個ほど表示させていた。Hit-a-Hintは自分の当時の非力なマシンでも別段遅いということはなかったが、この100個のリンクだけはさすがに表示されるのに時間がかかったものだった。しかも、そのページ内で何個も何個もリンクを開かなければならなかったので、時間がかかるのが苦痛になってきた。

もう一つは、Firefoxでは確か「リンクを背面のタブで開く」動作がなかったのか何かで、TabMix Plusを入れていたのだが、それのせいで、背面でリンクを開きたい場合は
親指でSpace(MagicKey)を押す→Hintキーをタイプする→小指でCtrlを、薬指でShiftを押す→Spaceキーを離す
という変態操作をしていたのだ。

そうこうしているうちに、某質問サイトで或る人にOperaを勧められて、空間ナビゲーションならすべて解決!と思ってブラウザを乗り換える決心をしたのだ。それが確か5月頃。キーボードショートカットの割り当てがまったく自由自在なのと、非力なマシンだったのでその速度に感動したのを覚えている。実はそれまでも、Firefoxの控えとして、ページを印刷したいときやBitTorrentを使いたいときはOperaUSBを使っていたのだが。余談だが、Operaのページそのまま印刷機能はその当時のどのブラウザよりもすごかった。「Operaにしか出来ないこと」と言えば真っ先にこれが思い浮かんだものだった。IEがそれに追従し、Firefoxはその後どうなったのだろうか。

その後もしばらくはFirefoxOperaを併用していたのだが、Firefoxの些細なアップデート(正確には覚えていないが2.0.0.3とかそんな本当に些細なアップデート)によってKeyconfigが動かなくなった。もちろんxpiファイルを展開してちょっとごにょごにょするだけで使えるようになるのだが、それをせずにKeyconfigのアップデートを待とうと思って何週間経ってもアップデートは出なかった。

もともとHit-a-HintもKeyconfigもそれほど活発に開発されていたわけではないので、いつか突然Firefoxのバージョンアップによってこれらの拡張が使えなくなるとも限らなかった。そういう不安と戦いながら(笑)ブラウザを使っているのがいやになったので、ついに正式にOperaに移行した。

拡張を外部の開発者に作ってもらうということは、そういう危険がいつもつきまとっている。その意味で、「全部入り」のOperaの便利さと安心感があると思う。UserJSを使うのもほどほどにするべきだろう。


調べてみたら、某質問サイトでの自分の質問を発見した。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2940853.html